最新トレンド情報

good-leader
Blog 06/20/2018 Yukiharu Matsugu

【2018年】「社員の良きリーダー」に選ばれたテック企業CEO ベスト10

世界で最も大きな求人サイトの一つであるGlassdoorが年間のEmployee’ Choice Awardsとして、今年度のベスト100のCEOを発表しました。77000社の中から従業員からの評価が高い100社を選定しています。100社の中には、AppleのTim Cook(96位)、VMwareのPat Gelsinger(78位)、GoogleのSundar Pichai(45位)など業界をリードする企業が並んでいます。今回はベスト100の中からテック企業ベスト10を選んで、ご紹介します。 10位: Microsoft – Satya Nadella 画像はTechspotより 総合:20位レーティング:4.1/5CEOに対する満足度:96%知人へのリコメンデーション:85% 従業員の声:美しい職場、優秀な同僚、成長できる機会、チャレンジできる環境があります。何百万以上もの人に影響を与えられる仕事にかかわれることはうれしいです。 9位: Cengage – Michael Hansen 画像はCrain’s Bostonより 総合: 17位レーティング: 3.8/5CEOに対する満足度:90%知人へのリコメンデーション:76% 従業員の声:変化が激しい教育業界で、革新を起こし続けるこの会社で働けることは幸せです。助け合う文化があり、多くのチームが連携して働いています。 8位: Facebook – Mark Zuckerberg 画像はVarietyより 総合:16位レーティング:4.5/5CEOに対する満足度:97%知人へのリコメンデーション:90% 従業員の声:Sheryl Sandberg、Chiris Cox含め素晴らしい経営陣。オープンな文化でマネージメントの透明性も非常に高いです。スマートで親切な同僚が多く、チャレンジできる仕事環境です。 7位: Ellie Mae – Jonathan H.Corr 画像はYouTubeより 総合:14位レーティング:4.5/5CEOに対する満足度:97%知人へのリコメンデーション:90% 従業員の声:この会社には魅力的なコミュニティがあります。マネージャーは多くの社員を連携することを促しています。社員同士が協力的で、新しい社員が入った場合にも多くの人がサポートしてくれます。 6位: Adobe – Shantanu Narayen 画像はペンシルベニア大学ウォートン校のウェブサイトより 総合:13位レーティング:4.2/5CEOに対する満足度:98%知人へのリコメンデーション:87% 従業員の声:環境が素晴らしい!ここで働けることが幸せで、5年以上勤務している社員も多くいます。1週間に1回マネージャーと1 on 1 ミーティングを実施しています。 5位: World Wide Technology – Jim Kavanaugh 画像はSt. Louis Post-Dispatchより 総合:11位レーティング:4.5/5CEOに対する満足度:97%知人へのリコメンデーション:90% 従業員の声:マイクロマネジメントをせずに組織が自律的に動くようになっています。マネージャーは”Open Door”ポリシーでいつでも力になってくれます。組織の信頼関係を構築するために、チームビルディング、ネットワーキング、ソーシャルイベントを積極的に行っています。 4位: Salesforce – Marc Benioff 画像はFortuneより 総合:10位レーティング:4.3/5CEOに対する満足度:97%知人へのリコメンデーション:87% 従業員の声:Salesfroceには、難しい状況から、私のような社員を育成し、セールスを実現する素晴らしい管理の仕組みとリーダーシップがあります。社内は皆平等で、優れた福利厚生を社員に提供し、かつ専門性の高い人々が集まっています。 3位: LinkedIn – Jeff Weiner 画像はBusiness Insiderより 総合:8位レーティング:4.4/5CEOに対する満足度:98%知人へのリコメンデーション:88% 従業員の声:ワールドクラスの優れた製品を扱い、成長機会を与えてくれる上に、フレンドリーな職場です。リーダーシップ、結果を求める経営理念が大好きです。すべてのポジションで早い段階から「あなたは次に何を目指しているの?」と聞かれます。Linkedinは次の役割とチャンスを与えてくれます。 2位: DocuSign – Daniel Springer 画像はBusiness Insiderより 総合:3位レーティング:4.5/5CEOに対する満足度:97%知人へのリコメンデーション:91% 従業員の声:チャレンジする社風でやりがいのある仕事です。何百万人の人々に貢献できる製品であり、仕事をしている人に直接的な影響を与えることができます。素晴らしいオフィスに、力強いリーダーシップがあります。 1位: Zoom Video Communications – Eric S. Yuan 画像はBusiness Mattersより 総合:1位レーティング:4.9/5CEOに対する満足度:99%知人へのリコメンデーション: 96% 従業員の声:顧客第一の企業文化で誰もがお互いをケアしてチームとして勝つ意識があります!市場No.1の製品であり、毎日改善が行われています。優れたリーダーシップ、充実したサポート、洗練されたプロダクト。これ以上のものはありません。 ランキングを見て 1位は、コラボレーションツールとして、最も勢いのあるZoom Video CommunicationsのEric S. Yuanが受賞しました。著名CEOや、大企業も並ぶ中で「社員の良き理解者」として受賞したことは、企業としての勢いがあることの裏付けのような気がします。Zoomのコミュニケーションツール、Zoom Roomについて、本メディアで複数の記事にわたってお送りしていますので、これを気にお読みいただければと思います。 第1弾:働き方改革の第一歩、テレワークに使えるWeb会議システム「Zoom」とは?第2弾:次のテレビ会議システムに「Zoom Room」を選ぶべき5つの理由第3弾:Slack社が採用したWeb会議システム – SlackとZoomの連携方法 第4弾:Zoom応用編:Skype for Business、Microsoft Teamsとの連携方法を紹介 また、もう1つここで押えておきたいポイントは、今回10社中の上位9社がすべてサンフランシスコ・ベイエリアに拠点を置く企業であるということです。多くの勢いがあるテック企業がひしめくベイエリアで、優秀な人材を獲得するには給料面だけでなく、いかに働きやすさや働きがいを提供できるかが鍵、と近年言われています。このベイエリアが世界の最新テクノロジーが集まる地域として機能し続けているのは、このような社員に理解のあるCEOや上司、そして環境が用意されていることも大きな要因の1つなのでしょう。これからもサンフランシスコには目が離せません。 […]

続きを見る
a-quarter-of-dollar
Blog 06/18/2018 Tatsuo Hosoi

【サンフランシスコに出張される方へ】FinTechの時代に便利な「25セント硬貨」の存在

こんにちは。Nissho Electronics USA細井です。6月はアメリカ生活において、別れと出会いの季節です。卒業を控えたパーティー、卒業式など一連の行事が終わり、学校の1年のカリキュラムが終了すると、新年度の準備期間の長い夏休みに入ります。新しい生活に備え、引っ越しして出て行かれる方、新しくお近づきになった方と動きが多い季節ですね。 とはいえ、日本の暦では多くの企業が4月からの年度明けの慌ただしさがひと段落し、活動量が増え、米国出張も増えてくる時期で、我々現地駐在員はアテンドする機会も必然的に多くなります。そんな私たちの経験から、皆様の米国出張時の知恵袋として、「数枚の25セント硬貨」を持っておくことをおすすめします。実はこの25セント硬貨の使い方に、サンフランシスコ出張時に見るべき、気をつけるべきポイントがまとめられていたりするのです。何故便利なのか?今回はそんな25セント硬貨のサンフランシスコにおける活躍シーンを2, 3ご紹介します。 関連記事:アメリカ現地法人社長が実践する、シリコンバレーの市場環境を日本本社に説明する方法 1. 慌てないスマートな企業訪問 シリコンバレーでの最近のスタートアップ企業は、アプリケーション系が多くなり、ソフトウエアのみを扱うので工場などが必要ではなくなっています。そのため、オフィスを都市部であるサンフランシスコのダウンタウンに構えるところが多くなってきています。その傾向から、私達の当地での活動もダウンタウンに行く機会が増えています。 サンフランシスコのダウンタウンは賑やかで良いのですが、渋滞も多いことから車で行くのに少し抵抗があります。そのため私が住むサンノゼ郊外から1人で行く場合は列車であるカルトレインを利用することも多いのですが、お客様と行く場合は当然に車でご案内します。もちろん車で行った場合も、段取り良くお客様をご案内したいのですが、そこで問題となるのがパーキングスペース探しです。どこの駐車場も混んでいますし、目的地から遠くの駐車場に止めざるを得ないことも。 そこで出来るだけ上手く活用したいのが、ストリートのパーキングメーター付きの路上のパーキングスペースです。便利なので利用者も多く、やはり混みあってますが、不思議と1,2台、何故か駐車されていないスペースがあったりします。「ラッキー」と思い車を止め、いざ支払おうとすると・・・。 最近のパーキングメーターは、もちろんカードが使えるものが多いのですが、カードの読み取り機が壊れていたり、また古いタイプでカードが使えない「コイン専用の」メーターがそこにあったり。カード社会のアメリカでは普段小銭を持ち歩かない人も多く「だから空いていたのか・・・」と納得します。ただ、お客様と一緒の場合は、そのような事態に怯んでいる暇はありません。 そこで役に立つのが25セント硬貨です。30分~1時間程の駐車であれば、1ドル程度の事が多いので、25セント硬貨を4枚、重くないので持ち歩くようにしています。カードが使えなくても、コインはOKの場合は結構多いので、駐車した際に慌ただしくしなくて済みます。スマートにコインを投入し1時間分確保。止めるところで右往左往することなく、お客様と共にスタートアップ企業訪問ができます。 2. 不便さから生まれるイノベーション IT、最新技術のメッカであるシリコンバレーですが、実際に暮らしてみると、このように社会インフラが脆弱な部分も多く発見します。ダウンタウンエリアの車が飽和状態で、渋滞は酷く移動も困難。そんな状況を打開すべく、IT技術を活用しUberやLyft、電動スクーターのBirdといったライドシェア企業が続々と生まれています。上記の路上駐車メーターではありませんが、この「不便さ」こそが、多くのスタートアップや最新技術誕生の背景にあるのです。 パーキング問題を1つ取ってみても、駐車場番号を入力してネットでカード決済を行えたり、モバイルパーキングアプリが新たに開発されたり、とあるように、実際に普段の生活で感じる不便さを解決したいという気持ちとIT技術の進歩が組み合わさって新しいビジネスモデルが生まれます。イノベーションが生まれるには、いつもそこには“現場”があります。現場に触れる、現場から感じる。これが一番大事です。 本ブログの読者の方々は、スタートアップ企業への興味がある方々が多いので、そのあたりのインフラテックに関しては、また別途、折を見てご紹介したいと思います。 3. 旅の思い出にもコイン その他にも、25セント硬貨の活躍の場は存在します。 ”Pressed Penny Souvenir’をみなさまはご存知でしょうか? 旅行先、テーマパーク、ちょっとしたお店のお土産コーナーに、お土産用のコインの販売機が置いてあります。ガチャガチャのようにコインを入れて、ハンドルを回すと出てきます。料金は51セントが多いようですが、これには理由があります。 50セントが機械の使用料で、実は1セント(1ペニー)を潰して、刻印のような柄が打ち出されてできあがります。ペニーを潰して作るので、ハンドルを回すのに少し力が要ります。潰されたペニーには、その場所にちなんだ絵柄が刻印されます。例えば、動物園なら人気のライオンやゾウ、公園ならその中の名所の山や滝等、、場所によって異なる絵柄なので人気であり、コレクターも多いです。 25セント硬貨x2枚と1セント硬貨x1枚。小銭も色々な場面で役に立ちます。米国出張のちょっとした思い出に、1枚!というときにも、このようにコインを使う場面がでてきます。 観光地での望遠鏡(テレスコープ) サンフランシスコの観光名所と言えば、ゴールデンゲートブリッジやフィッシャーマンズワーフ(ピア39)。楽しみの1つに望遠鏡。こちらも25セント硬貨が活躍します。カリフォルニアの青空の下、覗き込む望遠鏡から見えるゴールデンゲートブリッジ、アルカトラズ島、サンフランシスコのビル群といった壮大な景色は、わずか1分程度ですが童心に帰り心が躍ります。こちらも25セント硬貨を使う機械が多いです。 最新スタートアップやテクノロジーが常に集まるサンフランシスコですが、街の景色や良さそのものを直接肌で感じるときにも、25セント硬貨はやはり欠かせないのです。このような思い出づくりにまだ25セント硬貨があえて使われているのも、テクノロジーでは得られない「何か」があるのでは、という気がしています。コインをお持ちの際は是非お試しください! お問い合わせフォームより、どうぞお気軽にお問い合わせください。日商エレクトロニクスのサービスの詳細はこちらから。

続きを見る
collision-top
Blog 06/04/2018 Nobuyuki Komatsu

スタートアップの祭典 Collision Conference 2018初潜入 -ピッチファイナリストに見る新トレンド-

こんにちは、Nissho Electronics USAの小松です。 先日、米東海岸のとあるレストランで「きっとこれは差別だな」と感じる経験をしました。どの定員に言ってもいつまで経っても注文をとりにこない、しかし後から来たお客さんはもう食べ始めてるという始末。タイミング良いのか悪いのかお店のマネージャが調子どうよ?と様子を伺いにきたので全力で文句を言いました。そこで店員の態度が激変し、ドリンクやサラダはただでサービスしようとするわ、お会計は結構な金額を値引きされ、謎のVIP招待券は差し出されるわとそんな感じです。マネージャには好感をもて、また是非来てくれと言われましたが、二度と行きません。お店にもよるのでしょうが、アメリカはやっぱり言ったもん勝ちのようです。 さて、今回は、5月上旬に米国南部ニューオリンズで開催されたスタートアップの祭典「Collision Conference 2018」の現地レポートをお届けします。 Collision Conferenceとは? まず初めにCollision Conference(以下、Collision)についてご紹介します。 日本人参加者はまだごくわずかなので、読者の多くの方にはまだまだ聞き慣れないカンファレンスかもしれませんが、世界最大級のテックカンファレンス「WEB Summit」北米版として業界では非常に人気のカンファレンスです。といっても、私自身は恥ずかしながらいづれも初耳のカンファレンスでしたので、参加して初めて知りました。 今年で開催5回目を迎えるCollisionは、4日間で参加企業が5000社超、来場者は100ヵ国以上から約25000人超を集客しました。各社トップが講演するセッションも勿論見ものですが、何と言っても主役はスタートアップ企業です。展示会場の約9割を占めるスタートアップ企業は、Growth、Beta、Alphaと成長レベルにあわせて分類されており、約数百社が日替わりで展示を行います。コンセプトだけのシード企業から、自社商品を製品化しいよいよ市場に投入する企業まで様々です。 余談ですが、主催者が政界とのパスが強く、次回開催地であるカナダのジャスティン・トルドー首相のインタビュー出演や、アメリカのアル・ゴア元副大統領のの登壇には少しびっくりしました。 見どころは連日におよぶスタートアップピッチ ピッチセミファイナル時の様子 Collisionの醍醐味の1つは、連日におよぶスタートアップピッチです。 本カンファレンス前に約70社に絞られたスタートアップ企業が、予選Aグループ、Bグループのように約10個のグループに分けられ、各グループ競争を経て、70社から20社、20社から3社、3社から優勝企業1社という形でピッチが繰り返されます。 登壇企業は、X-Tech(Fintech、Retail Tech、EdTech、Home Tech、Health Tech、HRTech等)盛りだくさん。皆素晴らしい企業ばかりでしたが、1つ納得感があったことは、各社共通して解決すべき課題が細かくとも非常に明確であり、「それは何とかしたいね」と共感できるところから起業が始まっていたことです。例えば、糖尿病対策に絞ったHealth Tech、米国で多発する宅配便盗難を防止するRetail Techや、離婚夫婦の第二の人生を後押しするソリューション等。課題が明確であり、それを解決する新しいアイデアがあり、技術は後からついてくる、そんな印象を受けました。 ファイナリストに選ばれた3つの企業 ここでスタートアップピッチのファイナリスト3社に選ばれた企業をご紹介します。 1. SMB小売り業界の救世主:Selery (Retail Tech) Seleryは、SMB市場向け物流サービスとして、大手AmazonやShipwireに対抗し、3rd Party Logisticsという考え方を新たに取り入れ、注目を集めました。例えば、JuniperやCisco等が販売する純正ブランドインタフェースではなく、同等機能を提供できる汎用インタフェースを安く提供するようなイメージです。 SMB小売り企業(ここではアパレルやサプリメント、おもちゃメーカがターゲット)の課題は、良い製品をつくってもコストの観点からそれを販売するための販路や環境(例えば、倉庫代や物流、雇用等)をスピーディに用意できず、市場進出機会が大幅に遅れることです。それを解決するのが同社です。実際にAmazonと比較しても約半分のコストで物流機能が確保できます。利用する小売り企業は倉庫代や配送料を月額でSelery社に支払うことで販売土台を確保するというわけです。 2. 在庫の無駄をなくして利益拡大:ShelfEngine (Retail Tech) Seleryと同様に小売り企業をターゲットとしたサービスですが、主にスーパー等が対象です。 Shelfは棚を意味しますので、商品棚にエンジン、つまり脳みそがついたようなイメージであり在庫予測プラットフォームを提供します。従来、店長の経験やバイアスで在庫調達量を決定していましたが、やはり無駄は避けられないというのが現状。それを蓄積データや機械学習等を活用した解析エンジンを利用して最適化し、自動で予測、無駄を最小限におさえるという価値を提供します。 余った在庫はShelfEngine社が買い戻すという仕組みもポイントの1つです。ただし、必ずしも無駄がゼロになるということはありません。機械学習等のデータ分析にも限界があるので、人間の感覚もあわせてうまくプラットフォームとつきあっていくことが求められます。 3. テクノロジーとコーチングの融合:Torch (HR Tech) Torchは、Technology+Coachingの略だと勝手ながら解釈していますが、コーチとクライアントをマッチングさせるプラットフォームです。いわゆる企業の人事部門向けソリューションであり、HRTechに位置づけられています。コンセプトはHuman(People)+Software+Analyticsということで、日本でもこれから注目を集めていく分野です。 同社はリーダーシップ育成に注力しており、例えば、人事制度で取り入れられるMBO制度のように達成したいゴール設定に基づき、新人課長教育にはこのコーチ、新人部長教育にはこのコーチという形でマッチングさせ、クライアントの成長を指導も含めてモニタリングしていきます。 同社のリサーチによると、新人管理職になりたての4人に1人はそのポジションに就く準備が出来ていないとされています。その課題を解決し、早期にリーダーとしてのパフォーマンスを向上させ、企業としての生産性を最大限に高めようというのが狙いです。 優勝企業に習う働き方改革の新トレンド この3社の中で今回栄えある優勝企業に選ばれたのはTorchでした。実際、展示会場では同じ分野の他スタートアップ企業も目立ってた印象を受けました。日本に限らず、雇用品質や採用品質を高める活動は各国で盛んに行われているようです。「HRTech」は今注目の分野と見ていいでしょう。 HRTechの大きなトレンドとして、上述した「Human(People)+Software+Analytics」の要領で、企業全体の生産性向上という組織向けのプラットフォーム(例えば仮想デスクトップ基盤やWEB会議システム整備等)の利用から、個人や社員をターゲットとしたプラットフォームの提供へと変化しつつあります。 例えば、あるプラットフォームは数カ月単位の個人評価制度ではなく、リアルタイムで個人のパフォーマンスを可視化し評価を継続、会社に対する従業員個人のエンゲージメント向上をサポートします。また別のものでは、個人分析を通じて内在する課題把握や他社員のパフォーマンス向上に役立てるサービスもあります。従来人事部門が利用していたHRツールも同部門向けから、社員やマネージャを対象にした個人向けツールへの移行が進んでいます。 HRTechの発展は今の働き方改革に大きな影響力を持っているように感じます。そういう意味では働き方改革におけるビジネスのアプローチも、組織向けのプラットフォームを提供するシステム部門をターゲットにしたアプローチから、人事部門の先にある個人を巻き込んだアプローチを加えることで今まで以上に活性化するのではと感じました。 おわりに 今回は、当社初潜入のCollison Conferenceに関する寄稿をさせて頂きましたがいかがでしたでしょうか。親分イベントの「WEB Summit」含め、海外のトレンド視察には欠かせないイベントです。スタートアップピッチに限らず、大手企業のトップが登壇するセッションも勿論見ものですので、次回以降ご興味ある皆さまは数名で参加されることをおすすめします。 最後までお読みいただきありがとうございました。Nissho Electronics USAではシリコンバレーから旬な最新情報を提供しています。 こんなことを調べてほしい!などございましたら問い合わせページよりぜひご連絡ください。

続きを見る
payment-top
Blog 05/21/2018 Team Nelco

キャッシュレス化を後押しするアメリカで話題のP2P送金サービス、Zelleとは?

世界ではキャッシュレス化の波が広がっています。日本のお隣韓国では、非現金決済時の消費税減税制度を取り入れたことなども後押しキャッシュレス決済の割合が9割を超えました。また、イギリス、オーストラリア、シンガポール、カナダ、スウェーデンなども政府による非現金化に向けた取り組みにより、キャッシュレス決済が全体の7割から5割を超えています(*1)。 アメリカでは、政府主導の取り組みがなされているわけではないものの、46%がキャッシュレス決済というデータがあり、普段は現金を持ち歩かないという人も少なくありません(*1)。 キャッシュレス化が進んだ社会では、クレジットカードやデビットカードはもちろんのこと、最新Fintech(フィンテック)による様々な支払い方法がそれぞれの地域で登場しています。今回は、そんなキャッシュレス化のスピードを後押しする、アメリカで話題のFintechサービスのZelleを紹介します。 話題のFintechサービス「Zelle」 とは? Zelleは2017年6月にスタートしたばかりのP2P口座間直接送金サービスで、サービス開始当初から30以上のアメリカ国内金融機関とパートナーを結んだことで話題を呼んでいました。Zelleは単独のモバイルアプリではなく、各銀行が運営する口座管理アプリやWebサービスの機能として導入されています。累計取引金額の成長も著しく、2018年の第一四半期では250億ドルの取引きがあり、前期の2017年の第四四半期から15%の伸び幅になっています(*2)。アメリカで大手銀行の1つである、バンク・オブ・アメリカではすでに300万人がZelleを利用しており、1日に平均1000人ずつユーザーが増え続けていると報告されています(*3)。 個人利用者にとってのZelleのメリット ユーザーにとってのZelleの魅力は何と言っても、時間や手間をかけることなく、様々な場面で支払いができる送金方法を提供している点です。もちろん、ATMや銀行に行くことなく、モバイルやパソコンから数分で口座間送金を完了することが出来ます。 Zelleは友人間での食事の割り勘や買い物の建て替えをお願いしたときなどにも活躍します。例えば、友人5人でレストランでディナーに行った場合のお会計は、幹事が代表してカード払いをし、他の4人がZelleに支払う金額を入力して幹事宛てに「Pay」ボタンをタップすれば完了です。 このようなタイプの他サービスの1つに、Zelleが登場する以前の2009年からサービスが開始されているVenmoというアプリがあり、友人間でのカジュアルな支払いで多く使われています。現金で集めるより、計算ミスもなく時間もかからないため、大人数でもスマートに会計が終えられることがとても受けています。「割り勘はモバイルで」という考え方はもう当然のことのように、アメリカでは普及しているのです。 またZelleがアメリカで注目される理由は、口座番号を支払う側に知らせずとも送金を受けられるという点にもあります。Zelleでは、送金相手の名前とメールアドレス、電話番号を知っていればオンライン上で送金が可能なのです。アメリカではクレジットカード払いが主流であることを考えると意外かもしれませんが、口座番号を他人に共有することには強く敬遠する傾向にあります。Zelleはそういった人々のニーズを満たしていると言えます。 このようなP2P送金サービスは、FacebookのメッセンジャーやGmail、SnapChatなどのコミュニケーションツール上でも北米や一部の国に限って展開されており、メッセージを送り合いながら送金することができます。アメリカでは、ユーザー同士でいかにシームレスにお金をやり取りできるかというところが注目されているようです。 拡大し続けるZelleのパートナーシップ Zelleのような仕組みを導入することは、パートナーシップを結ぶ金融機関側も、システムを独自に構築する必要がないため、最小限の投資で利用者に対するより心地よいサービスを提供できるというメリットがあります。 また銀行がバックについたP2P送金サービスということで、セキュリティ面も安心するユーザーが多いというのも事実です。そういった背景からも、現在は銀行のみならず、VISAやMasterCardもネットワークに参加しており、IBMをはじめとするテクノロジー関連企業もパートナーとして参加しています。彼らは、セキュリティ面での強化や、使いやすさの向上、新たなサービスへのインテグレーションのための開発作業などをサポートしています。IBMであれば、自社の金融取引マネジメントソフトウェアやAIのワトソンをZelleの支払いネットワークに組み込むプロジェクトを行うなど、機能面のアップデートを積極的に進めているようです。 これからZelleがP2P口座間送金サービスの枠から、より広い分野での支払いにおけるネットワークとしての役目を担っていくことが期待できます。 キャッシュレス系 Fintechがより一層注目される理由 記事冒頭でも触れましたが、アメリカでは行政による推進政策ではなく、民間企業による非現金支払いサービスの普及が社会のキャッシュレス化を後押ししています。Zelleはまさにその一例であり、アメリカにおける非現金支払いサービスのトレンドを表しています。 このような海外におけるキャッシュレス化のトレンドを押さえておくことは、自社サービスを国外で展開する際にもとても参考になります。現地で人気のある支払い方法に対応しないサービスは、結果として現地ユーザーに受け入れられづらく、企業がそのような知識をつけることはマストでしょう。また、他の地域に住む人々が支払いという場面にどのようなことを期待しているのか頭に入れておくことは、地域に求められるサービスを提供する上でとても重要です。 今後も安全かつユーザーにとって使いやすいペイメントソリューションは増えていくと思われます。本ブログでは引き続き海外の新しいサービスに注目しながら、最新動向を押さえていきたいと思います。 Nissho Electronics USAではシリコンバレーから旬な最新情報を提供しています。こんなことを調べてほしい!などございましたら、こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。日商エレクトロニクスのサービスの詳細はこちらから 参考記事: (*1)経済産業省データ:キャッシュレス化推進に向けた国内外の現状認識 (*2)Zelle Press Release (April 26th, 2018) (*3)Bank of America reports 84% increase in Zelle P-to-P payments

続きを見る
ceo1
Blog 05/14/2018 Tatsuo Hosoi

アメリカ現地法人社長が実践する、シリコンバレーの市場環境を日本本社に説明する方法

こんにちは。Nissho Electronics USA細井です。早いもので2018年も5月になりました。4月から新しい事業年度が始まり、時節柄新しくシリコンバレーに駐在となられた方も多くいらっしゃいます。毎年の事ですが、どのように活動したらよいか、状況をどのように日本側へ伝えたらよいか?迷われる方々も多く出会います。今回は、説明の仕方として、割と評判が良かったものを一例としてご紹介する事にしました。どこかでお役に立てば嬉しいです。 1. シリコンバレーの環境 カードゲーム(トランプ)で、有名な遊び方の一つに“神経衰弱”と呼ばれるものがありますが、皆さまご存知でしょうか?簡単なルールなので、誰もが一度は遊んだ事があるのではないかと思います。 私はシリコンバレーでの活動状況を日本の社外・社内の方々に伝える際に、この「神経衰弱ゲーム」を例に挙げています。こうすることで何となくイメージを共有出来る事が多いのです。 <神経衰弱ゲームのルール:代表例> ご存知のとおり、このゲームのルールは非常に簡単です。様々なローカルルールはあるかも知れませんが、尤も一般的と思われるルールは次の通りです。 最初は52枚の全てのカードが裏返しな状態で置かれている。 プレイヤーは順番に2枚のカードをめくり、同じ数字のカードを連続してめくるとペアとなり成功で自分の獲得カードとなる。失敗した場合は裏返し同じ場所に戻す。 次のプレーヤーの順番に。これをカードがなくなるまで繰り返す。 最終的に獲得ペアー数の多いプレイヤーが勝ち 経験ある方は多いと思いますが、最初はペアーとなるカードがどこにあるか誰にも分からないところからスタートします。最初の一手から当てようとしても、事前情報が何もないので分からず、適当にめくる事になります。偶然最初の順番でペアーが作れたとしても、最終的に勝てるかどうかは分かりません。 ここで一つ言えることは、カードをめくらないと、ゲームに参加できないという事。より多くのカードをめくった人が最後の勝利者になる事です。 私がシリコンバレーに似ていると述べたのは、多くの企業(特に日本企業の現地法人)が最初の一手から「必ず当てろ!」「結果を出せ」と本社から言われ、考えても仕方がない事を考えて、手が動かせない(捲れない)状況ではないのでしょうか? シリコンバレーにいるプレイヤーは、自分が信じたカードを積極的に次々とめくりゲームに参加します。最初は外れる事が多いですが、外れる事で情報が得られ、次回以降の精度が上がります。もちろん外すことで、次の順番のプレイヤーに貴重な情報を与えてしまう事はありますが、逆に、他の人がめくったカードの種類と位置も良く見ていれば情報が得られ、次の機会に活かせます。後述しますが、ゲームに参加していなければ、他企業が外したことから得られる学びもありません。 シリコンバレーでなかなか成果が出ないと悩んでいる方々は、得てして現場を見ずに後ろを向いて、身内の仲間とどれが当たりそうだとか、議論ばかりしています。 2. 重要な事は、まずGAMEに参加すること カードをめくる事は、もちろん相手に有利となる情報を知らせる事にもなりますが、当然相手も同じです。これらの行動はシリコンバレーで必要なGive and Takeの“Give”になります。Give出来る人はGAMEに参加でき、相手からもGiveされます。後は弱肉強食の知恵と工夫と運が織りなすスピードゲームです。 私は以前、本ブログで、シリコンバレーで活動するマーケッターとして意識している事として、バイアス(偏見)を持たずにリアルを見て判断する事の重要さ述べさせていただきました。 参考記事:シリコンバレーでマーケターとして大切なこと この記事でも触れましたが、大企業の設立者や起業家は豊富な経験に基づく知識は持ちながら、偏見を持たず、まずは目の前の技術、市場環境、アイデアをありのままを見るようにしています。人は、時に無意識のうちに、事実に関係なく自分が望んでいる結果の方向、好んでいる内容を正しいと思いたく、それを裏付ける情報のみを信じようとしてしまいます。しかし、せっかく自分たちの目でありのままを見れる環境にいる中で、思い込みによる偏見に、得られる知識の邪魔をさせてしまってはいけません。 現場で技術や市場環境、アイデアをありのままのリアルな環境で見られるようなったら、次に意識したいのはGAMEに参加する事です。私自身も新しいテクノロジー、市場、分野において、そこに参加したいとなれば、まずは1枚めくる事を心掛けています。 ちなみに、神経衰弱ゲームを英語では「MEMORY」と呼ぶそうです。「神経衰弱」と呼ぶよりも、ポジティブな印象を受けるので私は気に入っています。 3. 早い段階でのM&AでGAMEを支配しようとする大手デジタル企業 ただ最近では、Google、Amazon、Apple、Intel、Ciscoといった大手企業が、かなり早期のスタートアップ企業をM&Aにより傘下に収め、「GAMEが始まる前から領土を主張し囲いを作り、他のプレイヤーがそもそもGAMEに参加できない、させない」状況を作ってしまうケースも出てきています。特にAIエンジン、画像認識技術、ビッグデータ分析、セキュリティー関連などでは、その動きが顕著です。 新しいテクノロジーが世に出てこないという面白みが薄れる事態が起きてしまうのが残念ですが、尚更スピードが重要ということでもあります。 如何でしたでしょうか?シリコンバレーの状況を相手の身近な例えを使って説明する事で、イメージを共有する事は大事な作業です。皆さまの日々ご苦労されている活動が、少しでも軽減されることに役立てたなら大変嬉しいです。 お問い合わせフォームより、どうぞお気軽にお問い合わせください。日商エレクトロニクスのサービスの詳細はこちらから。

続きを見る

Newsletter Signup

シリコンバレーにおけるICTトレンドやローカル情報、日商エレクトロニクスの取り組みに関する最新情報などをいち早くお届けします。

 ニュースレター登録 お問い合わせ

Unable to display Facebook posts.
Show error

Error: Error validating application. Application has been deleted.
Type: OAuthException
Code: 190
Please refer to our Error Message Reference.
Top
MENU